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2007/02/02 (Fri) 『10thfloor/0607(il faut continuer.011)』('07)

先日のdipワンマンで売られていた新作CD-R。
不織布に入れられたディスクに、マッキーか何かで粗く書かれた手書きのシリアルナンバーのみという、愉快なくらいにテキトーな作り。…ハハハ。曲目はiTunesにて検索。気付けば名義がdipから10th floorへ。

1曲目“ばるぼら”。qybのライブでも演奏されていた曲。世界の果てから響いてくる様な切なく透明なワルツ。かすれたヤマジの声で歌われる詩もかなり切ない…。聞き取れた一部を抜粋。
“真昼の雪の中でひっそりと/時間が果てるまで/太陽の炎を飲み込んで/天空に背を向ける”
音楽は勿論の事、僕はヤマジの言葉が好きだ。倦怠や堕落といった死の匂いを濃厚に感じさせながら、何処までも悲しく澄んだ優しさに満ちた「樹海」の言葉。この曲はちゃんとレコーディングするべきだと思います。

2曲目“メルモ”。同じくqybで演奏されていた曲。ミッシェルの“赤毛のケリー”を彷彿とさせる様な、荒野を駆ける様な焦燥感に満ちた曲。短いけど滅茶苦茶カッコイイ。

3曲目“768”。そこはかとなく不穏な雰囲気のギターインスト。輪郭のクッキリとした音のギターが絡む感じが好き。後半、以前オフィシャルサイトでも公開されていた“6+5”へと移行する。

4曲目“Rhodes”。il fautシリーズに時々登場する、サンプラー等を用いて作られたと思われる曲。こういう割と適当に作ったと思われる様な曲でも、ちゃんとヤマジの音だからスゴイ。

5曲目“ムガ”。“老人と少年~”的な、思いきりシューゲイザーな曲。最近のdipにはなかった音だから逆に新鮮。

6曲目“Serial Mueder Mystery(Vu)”。2007年2月現在、オフィシャルサイトで公開されているMP3と同じ曲。

7曲目“Dmdmdm-Accoustic”。il faut 009に収録されている“dmdmdm”のインスト・アコースティック版。1分の短い演奏の後、「…はい」「これに一本重ねて良い?」っていうヤマジとどなたかの声が聞こえます。

8曲目“In Heaven (Eraserhead Ost)”。フリクションとやったライブで1曲目に演奏されてかなり印象深かった曲。現在オフィシャルサイトで公開されているものとは、テイクが違っております。こっちの方がギターの音が立っている感じ。

9曲目“Tozai^Line”は17分以上にも渡る超大作。
…って、電車の音がエンエンと入ってるだけじゃん!!きっとタイトル通り、東西線の音なんでしょうね…。ハハハ…。でも、すごーく優しい見方をするとアンビエント作品に聞こえない事もない…。何処か切なさを感じるし。
音楽が鳴り止んだ後に残る都市生活のノイズ。ワタクシの様な田舎者には、そんな都市生活のノイズが「孤独」とか「死」とか、そういった類の文学性を孕んでいる様な、そんな気がしないでもないんだけど、流石に17分は長すぎますから!!ハハハ。

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