FC2ブログ
2007/09/23 (Sun) 『ART-SCHOOL/左ききのキキ』('07)

左ききのキキ 左ききのキキ
ART-SCHOOL (2007/09/19)
ポニーキャニオン
この商品の詳細を見る

再びセルフプロデュースに戻ってのミニアルバム。
別にそれほど大きな変化が見られる訳でもないのに、不思議に新鮮な感覚がある作品。…何て言うか、『Flora』で築いたブルーで柔らかな雰囲気は残しながらも、第二期が始まった頃のエッジを取り戻した音、って言うか。

それほど大きな変化が見られる訳ではないと言いつつ、音楽的な新しい試みは結構垣間見られる。特に5曲目“real love/slow dawn”などは、これまでのアートにはなかったハイテンポなファンキーロック。今度一緒にツアーを回るOGRE YOU ASSHOLEなんかをホーフツする。右と左のギターアンサンブルが面白く、特にtoddy氏のギターのバーストぶりがかなり良い感じ。アートスクール、案外演奏上手かったのね…(どんだけ下手だと思ってたんだ:笑)。かなりカタルシスを感じる一曲。

…その他の曲は。
1曲目“SHEILA”。前のめりドラムの焦燥感に満ちた演奏と、大らかなメロディの妙。
2曲目“左ききのキキ”。ビデオクリップにはまんまと笑わせられた(笑)。正直、最初聴いた時は「いくら何でもアート節すぎないか…?」という感じで、そんなでもなかったんだけど、何回か聴く内に、やっぱりつくづくアート節は自分のツボなんだと思った(苦笑)。
3曲目“Ghost of a beautiful view”。シューゲイズ系のうっすらと広がる音の壁の上を、走馬灯の様に浮かんでは消える記憶たち。タイトルが良いですね。かのクレプスキュールの名コンピ『GHOST OF CHRISTMAS PAST』とか(…ストレイテナーもこのタイトルを引用していたっけ)、トレンブリング・ブルー・スターズっていう、ex.フィールド・マイスの人のバンドにも“GHOST OF AN UNKISSED KISS”というイノセントな名曲があったり、「GHOST OFホニャララ」というタイトルって雰囲気があって好き。…あと、この曲始まり方がトートツだ(笑)。
4曲目“Candles”。toddy氏の筆による、久方振りのグランジソング(…って言うかNIRVANAソング)。リフの音圧にここ数年でのバンドの成長を感じます。
6曲目“雨の日の為に”。“ロリータ キルズ ミー”のライブイントロ部分をホーフツとするアルペジオ。平坦なメロディが寧ろ何とも言えない不穏さと聖なる雰囲気を生み出しています。5曲目までの紆余曲折の果てに、最後、教会に辿り着いたようなイメージ。2分という小粒さでありながら、作品を締め括るのに相応しいピリリと山椒のきいた曲。“それは愛じゃない”と同じメロディのギターソロにもグッとくる。

…雰囲気的に統一感があるし本当に好きな作品ではあるのだけど、ただ言葉の部分に関して言うと、使い慣れた言葉を使い慣れた方法で用いている様な印象が拭えないかなあ…。女性名は「SHEILA」「キキ」とまた増えたけど(笑)。
“without you/ねえ ただ 愛されたいなんて/without you/どの口が 今ほざいたんだろう”(“real love/slow dawn”)
っていうフレーズとか普通にかなり好きなんだけどさ。

スポンサーサイト



音盤雑記(邦)2000- | trackback(1) | comment(24) | 16:06 |


| TOP |

プロフィール

hachimoku

Author:hachimoku
(カテゴリー内“プロフィール”より)

カテゴリー

カレンダー(月別)

08 ≪│2007/09│≫ 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

最近の記事

ブログ内検索

カウンター



リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最近のコメント

最近のトラックバック