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2007/04/19 (Thu) 『ARCTIC MONKEYS/FAVOURITE WORST NIGHTMARE』('07)

フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアーフェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー
(2007/04/18)
アークティック・モンキーズ

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スクービーの『トラウマティック・ガール』と共に同時購入してみた、ARCTIC MONKEYSの超話題作『FAVOURITE WORST NIGHTMARE』。このアルバムもすんごく良い。
これまで「…何、アークティック・モンキーズだと!?モンキーズって言えば、ザ・モンキーズとブロウ・モンキーズだろっ!!(あと安室奈美恵withスーパー・モンキーズ)」という塩梅で、1stアルバムのジャケットの人を「ははん、この人がボーカルね」などと思っていた自分を、今更ながら悔い改めます。…ははは。

音楽性としては、パンクやモッズを下地にして(あと、グループサウンズ的な「歌謡」の匂いもしますな)、それをダンスビート的に昇華させた現代UKロックの典型例的なものだし、このバンドの革新性みたいなものは正直よくわからなかったりもするんだけど、それでも“Briansorm”を再生した途端アドレナリンが噴出して「とりあえず踊っちゃえー。ゴーゴー」って気分になってしまうから、結局、聴者をそんな風に欲望の虜にさせてしまう事自体が革新性と言えるのかもしらん。
そして、「ふふふ“Brianstorm”だけ聴いてやろうかしらん」と思ったら、必ず最後まで行っちゃうから不思議。「あーこの曲も良いのよね。あーこの曲も良いのよね。」を繰り返して最後まで。引いても引いても当たりクジという塩梅でやめるにやめられん作品。

…あとさ、一度聴いたらやめられん、っていう話にも繋がるけど、このアルバムって、とにかく曲の繋がり方がメチャクチャ良い。「2007年ベスト・オブ・曲の繋がりアルバム」の称号に異論はございません。
前半と後半のぶっ飛ばしナンバーの繋がり方もコーフンするが、特に好きなのは6曲目“Only Ones Who Know”から7曲目“Do Me A Favour”に繋がるところ。リバービーで浮遊感のある曲のあと、地の底みたいにドコドコとドラムが鳴り始めるところはゾクゾクーっとしますね。
ラスト、“Old Yellow Bricks”の喧騒から“505”への「祭りのあと」的な移行も素晴らしい。そのまま切なさを振り切る様に勢いをつけて終わるアルバム。これまた上手い締め方だなー。

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音盤雑記(洋)2000- | trackback(0) | comment(0) | 00:16 |


2007/04/17 (Tue) 『SCOOBIE DO/トラウマティック・ガール』('07)

トラウマティック・ガール トラウマティック・ガール
スクービードゥー (2007/04/18)
CHAMP RECORDS
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MATSURI STUDIO録音、向井秀徳エンジニアリング&ミキシング(&共同プロデュース)によるスクービー・ドゥのミニアルバム。

いやー、最高。スピーカーの前で踊り狂っちゃいます。ドラムバカスカのリード・ドラム・ミュージック。JB・ミーツ・ゼッペリンって感じ。
それにしても、改めてつくづく向井秀徳という人の個性の凄まじさ感じますな。作詞作曲共作の“ROPPONGI”は勿論、向井氏が作曲に関わっていない他の曲も、何処となく軋轢を感じさせる音の感触とか、思いっきり向井氏の音だもん。…って言うか、そうなる事は初めから誰でも予測がつくだろうけど…。ははは。

特にお気に入りは“ROPPONGI”と“45回転の夜”。
“ROPPONGI”はディレイがかったギターのイントロからしてザゼンで笑える…。そんでもって全体的にザゼンがよぎるんだけど、ただこの、真顔がチラチラと覗く様なスウィートな雰囲気はスクービーだからこそのものだと思う。向井氏によるシンセソロも笑っちゃうくらいに肉感的で素敵。そのシンセの余韻を残したままギターソロに入るのもカッコ良い。“夢であえたらどう?”といった歌詞なんかも、バブルの匂いをプンプンさせてていて良いね~。
“45回転の夜”は最っ高のドラムミュージック。

あと下世話な雰囲気のジャケットもなかなかグー。どんなに理性で抗っても、「トラウマ」という言葉から想起してしまう「虎」と「馬」を直球的にあしらったその試みには、爽快さと同時に、何だか据わりが悪い様な背徳的な気分すら感じてしまうが、そんな矛盾の包含こそロックなのだ。…って意味不明だけど。…ははは。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 22:16 |


2007/04/15 (Sun) 『三上寛・石塚俊明/紳士の憂鬱』('01)

紳士の憂鬱 紳士の憂鬱
三上寛/石塚俊明 (2001/05/25)
インディペンデントレーベル
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このアルバムは本気で凄い。このアルバムは本気で凄い。って何故か二回繰り返したくなるくらい本気で凄い。名盤。

三上寛さんと、頭脳警察の、って枕詞はもはやいらないであろう石塚俊明さんの饗宴。
三上さん特有の琵琶法師の様なエレクトリックギターに、悲しみと怒りが圧縮された山伏のごとき声。そこにトシさんのタコ足の様に四方へ飛び散るドラムスがぶつかって離れて、くんずほぐれつしながら呼応し、三上さんの言葉をアジテートする。正にカタルシス!
そして、三上さんの抽象的ながら本質を一発で射抜くような暴力的破壊力に満ち、それでいてユーモアを感じさせる言葉!!本気でトリハダもの。

お気に入りの詩を抜粋。

“ここまで積もった雪のおかげで/赤い赤い赤いポストの投函口がみえない投函口がさがせない投函口が分からない”(“ポスト”)

“貧乏人が贅沢覚えたような面(ツラ)ァしやがって//あの頃は誰にも頼らなかった。/ただ裸になって桃を齧っていただけだ”(“ダンス”)

“あぁ夏のポップスは/上流家庭によく似合う/今に見ていろオレだって/今に見ていろオレだって”(“ポップス”)

“先生が先生に嫉妬し/先生が先生を嫌う”(“ドクター”)

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 12:04 |


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