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2007/03/18 (Sun) 母親の豪州旅行土産CD~JETとWOLFMOTHER

odenkun to cd
豪州旅行に行っていた母が御土産にCDを買ってきてくれた。
何でも、地元の感じの良い青年に「オーストラリアで人気のあるロックバンドを教えて頂けませんか?」と訊ねて、その青年が選んでくれたらしい。
旅行中の国際電話でその話を知ったもののバンド名は聞けなかったので、「ゴリゴリのメタルとかだったら困るなあ…」とかなり不安を覚えながらも、こういった機会も滅多にないし、結構楽しみにしていた訳です。

…そしたら、なかなかにグーな結果。

ひとつはJETの『SHINE ON』というアルバム。勿論JETは知ってるから、「おーJETだったかー」と安心。
もうひとつはWOLFMOTHERというバンドの『WOLFMOTHER』というアルバム。何でも青年は最初こちらを選んで、その後レジに行く途中に「こっちも良いんだ」とJETを手にしたらしい。「どっちの方が良いですか?」と聞いたら「うーん、選べない…」という次第で、1枚のつもりが2枚になってしまったとの事。
こちらのバンドは全く知らなくて、ジャケットのセンスに不安を覚えながらも、裏ジャケを見るとJETと同じく「D. SARDY」というプロデュースのクレジットがあったので同じ系統だと思われ、ちょっと安心。

でも、オーストラリア物価が高いのね…。1枚2500円くらいで日本盤とかと殆ど同じ値段だもん。しかもビニール包装とかもなく、新品らしいのにキズだらけ…。ケースだけじゃなくて、盤も…(何でも、盤は後ろの棚から取り出したらして、購入の際ケースに入れたんだって。ブックオフ?)。ハハハ。細かいコトにガタガタぬかしたりしない、大陸的なおおらかさなのかなー。…見習いたいと思いますです。

実際聴いてみたら、WOLFMOTHER良かったです。リフでぶっ飛ばすハードなロックンロールを基本としながら、キーボードを用いたりしてプログレ的な要素もかなり大きい。レッド・ツェッペリンとか、EL&Pなんかを思いっきりホーフツとします。でもそこは多分現代の若者だけあって、ガレージロックな粗さを感じる演奏が肝ですな。うん、良いです。

あと、JETの『SHINE ON』っていうアルバム。確かJETは2004年のフジロックでグリーンステージを横切りながらちらっと見た事があった。まあ、そんな感じで、個人的には自ら進んで聴いてはこなかったんだけど、人気があるのもすごく頷ける。メロもリフも音もボーカルも目茶目茶ポップだもん。良い意味で「大味」な感じが良いですな。ビートルズを主として、ストーンズ(67年辺り)とかの匂いをところどころ思いっきり感じさせるのも、聴いてて気持ち良いし。全編にそこはかとなくポジティヴな空気感が漂っていて、聴く側を不安にさせない音。すごく良いと思います。

豪州の青年、良いものを選んで下さりありがとうございました。見知らぬあなたの幸福を祈ります。

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音盤雑記(洋)2000- | trackback(0) | comment(0) | 17:29 |


2007/03/05 (Mon) 『ART-SCHOOL/Flora』('07)

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“Beautiful Monster”の最初のベースラインだけで、早速泣きそうになる…。その幕開けだけでこのアルバムがこれまでとは違う感触を持った、とても優しく温かいものだとわかる。

木下氏はこのアルバムに対して「透明」や「ノスタルジック」という言葉を用いていたけど、本当にそんな作品ですね。とりあえず、露悪的で捨鉢な表現の時期は終えたのかもしれない。
少なくともこの作品には以前のような捨鉢な雰囲気はない。過去を見る目は慈しむ様な優しさと温かさに満ちて、現在を見る目には、欠落感を抱えたありのままの自身への、とても穏やかな肯定があるように思う。

“くだんねぇオレだって くだんねぇ君だって/白鳥になれそうな ただそんな気がするんだ”(“Beautiful Monster”)

そんな木下氏の言葉と同じく、音楽的にも全体的に何処か柔らかな光を感じる音。とても綺麗なシンセの音とか、全体的に丸みを帯びた音像とか、益子氏の功績による部分は間違いなく大きいと思うけど、明かにこれまでの作品とは質感が違うし、とても新鮮。

印象的だった曲について触れてみます。
“Nowhere land”は“その指で”に続くアート流ファンクソング。アート流ファンクと益子氏とのプロデュースとの相性はメチャクチャ良い。ホント、考えられないほど良いと思う。
“影待ち”は驚いた。こういうAOR的な質感の曲とかアートにはなかったので。すごく好きです。
“アダージョ”は、“欲望の翼”系のアート節な曲なのに、それとは違って包む様な優しさがある。歌詞が“You can shine it”だもの…。
“Piano”。この曲の三拍子にもたまげた。セピアな雰囲気も新鮮。

そして、ソロ時代の曲を取り上げた事で話題の“SWAN DIVE”。このアルバムに溶け込んでる、なんてもんじゃなく、このアルバムを象徴する様な、過ぎ去りし日々への優しい慈しみに溢れる曲。きっとこの曲を今演る事にはとても必然性があるんだと思う。…何て言うかさ、この曲をこんな風に奏でられるこのアルバムこそ、本当の意味で“レクイエム・フォー・イノセンス”だという気もする。とても優しいイノセンスへの鎮魂歌。

“IN THE BLUE”はこのアルバムのハイライト的な一曲。歌詞カードには曲中では歌われない詩が記されている。
“いつか汚れた そんな時には/話してくれないか かつてオレには/感情があって 君を愛したと/君を愛したと/君を愛したと”
ブルーの風景が眼前に広がる様な轟音の中、連呼される“I miss the girl”という言葉。その言葉の余白にそんな歌われない詩の存在を感じ、本っ当にグッと来る…。とても美しくドラマチック。

そして、もう良い意味で最高に笑っちゃうのが、“THIS IS YOUR MUSIC”!!「パッパ、パラパパー」ってパパパ・コーラスをやる木下氏!!
“穴が空いた身体抱いて 何処までも行けるような/腐りきったオレのままで 何処までも飛べるような”という歌詞に乗って、チョウチョみたいに沸き立ち昇るシーケンス。思わず気持ちが温度を帯びて、本当に飛べるような気持ちになりますよ…。ライブで聴きたいなあ…。

あと、今回忘れちゃいけないのが、前半の最後とアルバムの最後っていう、大事な箇所に置かれた戸高氏の手による二曲。
シングルのカップリングになった二曲とも雰囲気が違って、インディポップ的なかわいらしく親密な雰囲気の二曲で(…“Mary Barker”はくるりの“Birthday”とかホーフツとしますね)、このアルバムにとても大事な彩りを添えてる。この二曲がなかったら、絶対アルバムの印象違うよな。本当に重要な二曲だと思います。

…という訳で、本当に素晴らしいアルバムだけど、一つだけ、“THIS IS~”と“Low heaven”との間に“光と身体”が挟まれるのは、ちょっと違和感がある…。

あと、初回のDVD。個人的には“Missing”のメイキングがやっぱり興味深かったし一番面白かった。
オンリーDVDバージョンと元々のPVとの違いはちゃんと見比べてないし、あんまりよくわからなかったんだけど、確か、元々の“テュペロ・ハニー”のPVにはKEE氏がトイレでキノコを食ってるシーンとかはなかったはず。“SWAN DIVE”は明かにまぐわいが濃厚ですね…。“フリージア”の違いはよくわかりませんでした。ハハハ。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 23:49 |


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