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2008/03/04 (Tue) 『VOLA & THE ORIENTAL MACHINE/WAITING FOR MY FOOD』('06)

WAITING FOR MY FOODWAITING FOR MY FOOD
(2006/01/25)
VOLA & THE ORIENTAL MACHINE

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行きつけの中古屋で美品がそこそこ安かったので、今更ながら2006年1月にリリースされたVOLA & THE ORIENTAL MACHINEの『WAITING FOR MY FOOD』を購入。

リリース当時はギリギリポストパンク・リヴァイヴァルの熱が残っていたと思うので、その流行に乗っかれていた部分があったと思うけど、こうしてポストパンクブームすっかり過ぎてしまった2008年の今聴くと、ポストパンクのサウンドデザインにあんまりに無邪気によっかかり過ぎているので、ほんのちょっと恥ずかしい気もしないでもないですね(笑)。好きなサウンドではあるのだけども。

そういう訳で、バンドの独自性を出すという段階にまでは至れていない気がする作品ですし、そもそもまだ慣れきれていないアヒト氏を腕利きのメンバー達が頑張って支えているような印象がある作品ですが、とりあえずポストパンクをきっちり模倣できている分バンドの滑り出しとしては十分な作品だったのではないでしょうか。

何となく内省的な匂いを漂わせている3,4,5曲目辺りが、アルバムの中でも個性の芽みたいなものを感じます。その後リリースされたフルアルバムでは更に進化しているのかもしれませんね。

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音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 21:56 |


2008/02/09 (Sat) 『syrup16g/syrup16g』('08)

Syrup16gSyrup16g
(2008/01/30)
Syrup 16g

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syrup16gのラストアルバム。
雨が上がった後の世界のようにとても綺麗で清々しくて、それだけにこれが最後のアルバムだという事実に、どうしようもなく切ない気持ちにさせられる作品。

まず何より作品の感触自体が、これまでのシロップの作品群とはまるで違う。
これまでのシロップの作品にはCDを再生させた瞬間、「syrup16gというルール」に取り込まれる様な、そんなある種悪魔的と言っても良いような独特の感覚があったのだけど、この作品はそんな「syrup16gという部屋」を出て、敢えて「“ポップミュージック”としてのルール」の中で鳴らされている作品のような印象がある。
クレジットを見ると、プロデューサー一人に加えて、その他サウンドプロデューサーが数名参加していたり、バンド外部の人たちの介入もこれまで以上に多いみたいだから、事実としてそういう部分があるでしょう。

でも、そういう作品に『syrup16g』という名前をつけたのが、すごく良いなあ…、と思う。変な例えだけど、これまでの作品を「カルピスの原液」とするなら、これは水で薄めておいしく飲めるようにした「カルピス」なのではないでしょうか。
おいしく飲めるようにした事で、syrup16gというバンドの「核の部分」が隠れてしまったようでいて、寧ろより鮮明に際立っているように思う。
そして、その核の部分っていうのは、何て言うか、「光をひたすらに希求する透明で純粋な願い」とでもいうような、そういうとても綺麗で切ない感情だと思う。

そして、こういうポップミュージックとして何処までも綺麗な作品を最後に持ってきたことで、ある種の「種明かし」と言うか、これまでのシロップの全作品が最後にもう一度「裏付け」されて、より強固な力を得たような気がするのです。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 11:43 |


2008/01/26 (Sat) 『フジファブリック/TEENAGER』('08)

TEENAGERTEENAGER
(2008/01/23)
フジファブリック

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これは傑作です。

前作『FAB FOX』は、個人的にここ数年本当によく聴いたアルバムで。その後のシングルなどは正直スルー状態だったのですが、アルバムリリースはひそかにかなり待っていた訳です。
前作から今作までの間に、シングルがオリコンのベスト10に入ったり、フェスでのステージがデカくなったり、バンドを取り巻く環境がどんどん膨らんできているのは知っておりましたが、それにしても、この作品の完成度はちょっとスゴ過ぎるんじゃないでしょうか。

ノスタルジックで切なくて情緒的で、怪しくて艶かしくて危険で、夢幻地獄的で、それでいて何だかすっ呆けていて、その他etc…、っていう、フジファブリックの奇妙で個性的な表情のひとつひとつが、より研ぎ澄まされて、より確固とした世界を築き上げていて、何より、とにかくポップ!!全13曲、誇張じゃなくて退屈な部分が一切ないです。このアルバム、百万枚売れても全然おかしくないと思う。それくらいバンドの勢いをまざまざと感じさせられる作品です。

大江千里ファンの僕としては、大江千里さんのバンドのドラマーでもある河内マイケルさんが共同プロデュースである事も何だか嬉しい。この方は元々フュージョン畑の人みたいだから、フジファブリックの良い意味でとっちらかった個性を、音としてキレイなフォルムでまとめ上げるのに大きな貢献をしているのかもしれませんね。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 14:43 |


2007/12/04 (Tue) 『大江千里/Sloppy Joe III』('06)

Sloppy JoeIIISloppy JoeIII
(2006/04/19)
大江千里

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大江千里のベストアルバム『Sloppy Joe』シリーズの三枚目。
途中、『なんちゃらJoe』っていうのがいくつかあったと思うので、実質的には三作目という事でもないんだろうけど、まあこの名前では『III』という事ですな。
僕も昔の『I』、『II』は普通に持っていて、これもかなり気になっていたもののスルーしてしまっていて。でも先日、図書館に置いてあったので「…うほっ」と即借りたところ、ちょっと驚いてしまうくらいに良かったので、そのコーフンを吐き出したくて、こうしてキーボードに向かっている次第です。

このアルバム、確かファン投票で選ばれた曲で作られているはずですが、それなのに全くとっちらかったりしておらず、一枚の作品としてすごく統一感もあって、そのアルバム全体をまとめる空気感がとても透明で澄んでいて(…マスタリングの塩梅もすごく良いのかも)、単なるベスト盤という以上の、実に良質な作品になっております。
勿論当然の事ながら、昔の曲に限らず00年代の曲も多く収録されていて、90年代後半から声の衰えが目立ってしまっていた大江千里さんですが、こうして20年前の往年時代の曲と近年の曲とが並んでいても、違和感がない、と言うとちょっと言いすぎだけど、それでも全然「アリ」で、良い意味で格の部分は全く変わってないんだなあ…、と目が覚める様な思いでした。とにかく曲の質が高い!!一曲残らず素晴らしい!!ぼんやりとメロディに耳を委ねているだけで、何故だか涙腺が緩んでくるんですよ…。

…何て言うか、大江千里さんの曲に一貫して感じるのは、「悲しみを知っている人の優しさ」とでも言うべきもので。そんな事を言ったら勿論、悲しみなんて全ての人が知ってる訳だけど、それをしっかりと抱えながらも肯定的な視線を持って、その上、その感覚をポップスという型枠の中できっちりトレースできる人なんて、そうはいない訳で。…やっぱり大江千里は天才だよなあ、とつくづく感じさせられました。
こうなったら、貸借などではなくてちゃんと購入しなくちゃ!!そして大江千里さんに金を落とさなきゃ!!…という塩梅に「買いたいものリスト」は吐ける事なく増えるばかりの今日この頃…(苦笑)。「納涼千里祭り」とかにも一度は行ってみたいな(笑)。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 21:04 |


2007/09/23 (Sun) 『ART-SCHOOL/左ききのキキ』('07)

左ききのキキ 左ききのキキ
ART-SCHOOL (2007/09/19)
ポニーキャニオン
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再びセルフプロデュースに戻ってのミニアルバム。
別にそれほど大きな変化が見られる訳でもないのに、不思議に新鮮な感覚がある作品。…何て言うか、『Flora』で築いたブルーで柔らかな雰囲気は残しながらも、第二期が始まった頃のエッジを取り戻した音、って言うか。

それほど大きな変化が見られる訳ではないと言いつつ、音楽的な新しい試みは結構垣間見られる。特に5曲目“real love/slow dawn”などは、これまでのアートにはなかったハイテンポなファンキーロック。今度一緒にツアーを回るOGRE YOU ASSHOLEなんかをホーフツする。右と左のギターアンサンブルが面白く、特にtoddy氏のギターのバーストぶりがかなり良い感じ。アートスクール、案外演奏上手かったのね…(どんだけ下手だと思ってたんだ:笑)。かなりカタルシスを感じる一曲。

…その他の曲は。
1曲目“SHEILA”。前のめりドラムの焦燥感に満ちた演奏と、大らかなメロディの妙。
2曲目“左ききのキキ”。ビデオクリップにはまんまと笑わせられた(笑)。正直、最初聴いた時は「いくら何でもアート節すぎないか…?」という感じで、そんなでもなかったんだけど、何回か聴く内に、やっぱりつくづくアート節は自分のツボなんだと思った(苦笑)。
3曲目“Ghost of a beautiful view”。シューゲイズ系のうっすらと広がる音の壁の上を、走馬灯の様に浮かんでは消える記憶たち。タイトルが良いですね。かのクレプスキュールの名コンピ『GHOST OF CHRISTMAS PAST』とか(…ストレイテナーもこのタイトルを引用していたっけ)、トレンブリング・ブルー・スターズっていう、ex.フィールド・マイスの人のバンドにも“GHOST OF AN UNKISSED KISS”というイノセントな名曲があったり、「GHOST OFホニャララ」というタイトルって雰囲気があって好き。…あと、この曲始まり方がトートツだ(笑)。
4曲目“Candles”。toddy氏の筆による、久方振りのグランジソング(…って言うかNIRVANAソング)。リフの音圧にここ数年でのバンドの成長を感じます。
6曲目“雨の日の為に”。“ロリータ キルズ ミー”のライブイントロ部分をホーフツとするアルペジオ。平坦なメロディが寧ろ何とも言えない不穏さと聖なる雰囲気を生み出しています。5曲目までの紆余曲折の果てに、最後、教会に辿り着いたようなイメージ。2分という小粒さでありながら、作品を締め括るのに相応しいピリリと山椒のきいた曲。“それは愛じゃない”と同じメロディのギターソロにもグッとくる。

…雰囲気的に統一感があるし本当に好きな作品ではあるのだけど、ただ言葉の部分に関して言うと、使い慣れた言葉を使い慣れた方法で用いている様な印象が拭えないかなあ…。女性名は「SHEILA」「キキ」とまた増えたけど(笑)。
“without you/ねえ ただ 愛されたいなんて/without you/どの口が 今ほざいたんだろう”(“real love/slow dawn”)
っていうフレーズとか普通にかなり好きなんだけどさ。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(1) | comment(24) | 16:06 |


2007/07/25 (Wed) 『Coaltar of the Deepers/Yukari Telepath』('07)

YUKARI TELEPATH YUKARI TELEPATH
コールタール・オブ・ザ・ディーパーズ (2007/07/04)
ミュージックマイン・アイディー
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ディーパーズ、5年ぶりのアルバム。

ワタクシ的にかつてのディーパーズ熱もうっすら冷めていた今日この頃だったのだけど(先にリリースされた『TORTOISE e.p』も未聴だし)、先日“Evil Line”をビデオクリップで耳にした瞬間、ボワッと火がついて、すぐさまネット注文。
何かこの作品、Amazonのレビューとかを見ると結構賛否両論らしい。…まあ、それは分からないでもない。ディーパーズ特有の珠玉のコード感&メロディが希薄で、これまでの作品と比べて引っ掛かりも少ないっちゃ少ないし。
一発で胸倉を掴まれる様なディーパーズ節が冴えまくっているのは、“Evil Line”以外では“Lemurian Seed”くらいかなー。因みにこの曲での、変拍子に珠玉の切ないメロを違和感なく乗っける手腕には改めてホトホト感服させられます。

そういうディーパーズ節が少なめな点では確かに物足りなさもあるっちゃあるけど、この作品、雰囲気がとても良い(笑)。近作では薄めになっていた終末的感覚とか、内的宇宙に深く潜る様なインナー的感覚を(全部とは言わないまでも)非常に強く感じます。雰囲気的には『SUBMERGE』に一番近いと思う。雰囲気がアニメっぽいし(笑)。特に11曲目“Yukari Telepath”から13曲目“Evil Line”までの流れとか好き。
このアルバム、確かに即効性は薄いけど、聴くほどに世界観の深みが増してます。

…それにしても、“Evil Line”は最高だ。個人的に今年度の「心のベスト10」には間違いなく入る。緩めのBPMに乗っかるディーパーズ必殺の高速ハードコアギター。そのギリギリのバランスが生み出す、神輿の如くゆっくりハネるグルーヴ。そして「死んだ魚の目で溺れてく」学校生活を舞台に描かれるカタストロフ!!

スカートの翼広げたら
彼女が笑って飛びたった
僕は桃色の夢の途中
僕は桃色の恋の途中
高いフェンスを乗り越えた
パノラマの街に
トワイライト

(“Evil Line”)

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(2) | 21:05 |


2007/07/04 (Wed) 『くるり/ワルツを踊れ Tanz Walzer』('07)

ワルツを踊れ Tanz Walzer ワルツを踊れ Tanz Walzer
くるり (2007/06/27)
Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)
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くるりって、「ポップ」でありながら「歪」、っていうそこが持ち味なのだと思うけど、個人的にはその「歪」の部分はあんまり好きではなかった。

ヒネリがないけど、“ばらの花”とか“ワールズエンド・スーパーノヴァ”とか“ハイウェイ”とか“赤い電車”とか、くるりの中でもポップに振り切れた作品が抜きん出て好きだったし、そういう意味ではくるりの本当の良さはわかっていなかったとも言える。
だから、THE WHOを始めとする60年代UKロックからの影響をモロに出して、ポップ側に振れた前作『NIKKI』はとても好きだった(…でも聴いてく内に何処か物足りなさを感じたのも事実なんだけど…)。

そして、クラシックの影響を受けたと言われる今作。ライナーノーツで山崎洋一郎がロック評論的に「メロディ」という観点からそれについて言っているけど、僕は単純に、岸田繁の「音楽理論」を重視する部分が、その最たるクラシック音楽に向かわせたように感じた。
例えば、その昔、岸田氏がロッキングオン・ジャパンで「音楽評論家はメジャーコード、マイナーコードくらいは最低限わかっているべきだ。感覚的な物言いだけではプロじゃない。」といった話をしていたのがとても印象的だったけど、そういった音楽理論志向の辿り着いた場所が今作のように思う。(矢野顕子さんに信頼されるのも、きっと岸田氏のそういった志向に対する信頼の部分が大きいのではないかしらん。)
クラシック音楽の譜面の様に、秩序の中に広がる美しさ、そういう音楽を作りたかったのではないかと思う。

でも、思うにくるりの持ち味とされる「歪さ」って、音楽理論じゃ割切れない、理屈を越えた、言ってみれば「業」の様な部分から生まれていた様に思われる。だからこそ、くるりの作品って、理屈を主とする「ポップ」と、非理屈を主とする「歪」とが混ざりきらず、何となく引き裂かれている様な印象をもたらしていたのではなかろうか。
でも、この『ワルツを踊れ』という作品は、クラシック音楽の手を借りることで、その「歪さ」を音楽理論的に初めて表現できた作品であるように思う。
それ故、「ポップ」と「歪」とが全くぶつかっておらず、完全に一つになっている。違う属性のものが一つになることで、独特のサイケデリック感覚も生まれている。変拍子もプログレ的な展開も奇妙なメロディも、それら全ての歪さがとても美しい。間違いなくくるりの最高傑作だと思います。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 21:04 |


2007/06/22 (Fri) 『NICO Touches the Walls/エデン』('07)

Premitive-Disc「エデン」 Premitive-Disc「エデン」
NICO Touches the Walls (2007/06/13)
インディペンデントレーベル
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NICO Touches the Wallsのシングル。初回盤はライブ音源との2枚組。

“そのTAXI.160km/h”っていう曲ぐらいは知っていたものの、これまで正直このバンドにはあまり興味がなかった。しかし今回、AIR車谷浩司氏の初プロデュースっていう事と、かなりオトクな初回盤とのダブルパンチで購入してみた次第。

…まず、もともと私的にはあんまり好む類のバンドではないんだよな。
ミスチル桜井氏が時折見せる様なヌメり歌唱を濃厚にした感じのボーカルとか、ロックスターたらん、としすぎてるって言うか。(桜井氏と言えば、中ジャケの崖に佇むメンバーの写真も、“Tomorrow never knows”の頃のミスチルみたい。)
もっと言えば、ボーカルの人の自信満々な感じとか、常に「学校の人気者」みたいな感じで一目置かれ続けてきたんだろうなー、っていう雰囲気がすんごいあって、どうにも相容れられないんです。ハハハ。

…でも、そんな距離感の埋まらなさを感じながらも、決して悪くはないのだよな…。
特にAIRプロデュースによる本編シングルは、クセになってしまう様な良さがある。一曲目“(My Sweet)Eden”の瑞々しい疾走感とか、普通に素晴らしいんじゃないでしょうか。他の二曲も良い。
車谷氏がどんなプロデュースを行うのかなって思ったのだけど、なるほど実にナットク。リズムを前面に押し出したりはせずに、全体的に抑え目でバランスの良い透明感のある音なんだけど、それでいてビート感はしっかりとあるっていう。この「品」のある感じは、確かにとても車谷氏的。

これまでの作品を聴いてきた訳じゃないからわからないけど、このDISC 1の本編シングルは、あくまで現時点でのこのバンドの、そのまた「ある一面」を写した姿なのだろう。そう捉えると、二枚組にした事もすごく納得がいく。
実際、二枚目のライブ音源は、とぐろ巻く様な激しさと独特のエロさを感じさせる音。何となくだけど、敢えてそういう曲を選んでいる感じもあるから、外部プロデューサーと共に作り上げた新しいこのバンドの姿と、ライブという場での剥き出しのバンドの姿、その両輪をきっちり見せて、これがNICO Touches the Wallsだ、という事なんでしょうね。
それにしても何か、このバンド売れそうだな…。

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 22:06 |


2007/06/10 (Sun) 『monocism/初季』('07)

初季 初季
monocism (2007/06/06)
インディペンデントレーベル
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monocism、初のレーベルリリース盤『初季』。
自主制作盤『monocism』から二曲のキラーチューン“シンキロウ”と“アワユキ”を収録した全6曲+CDエクストラ(“アワユキ”クリップ)。
前作から二曲を収録している通り、冷たく儚く透明感のある世界観は前作『monocism』と基本的には同じ。ジャケットも似ているし。でも、リズムとか全体的な音作りとか、確実に前進しているのが感じられて実に頼もしいです。

1曲目“ハツナ”。少しずつ上昇してゆく様な感覚の中、バカスカ打たれるドラムがメチャクチャカッコ良い。
2,3曲目“シンキロウ”“アワユキ”。音源は前作と同じもの(だと思う)だけど、マスタリングによるものかミックスし直したのか、前作よりもドラムの音を抑えてリバービーで空間的になっている感じ。
4曲目“追想”。前へ前へと歩く様に淡々と進むベースの上、何度も繰り返されるフレーズがとても印象的。“たちどまる事は そう 出来ないよね…”という歌詞からも強く感じられる様に、少し躊躇しながらも前進しようとする、その振り切れられない微妙な感情表現がmonocismというバンドの最高の持ち味だと思う。
5曲目“移季”。サンバの様な激しく変則的なリズムと、微妙にmonocismというバンドに対する先入観を壊す音空間がかなり新鮮。冷たい国のカーニバルみたい。
6曲目“薄ら氷”。マイブラ的シューゲイズサウンドながらも、その底でひたすらに繰り返されるリフの、独特のドライブ感がとてもカッコ良い。

このアルバムは言わば、お披露目的な作品だと思うし、早速ではあるけど次の作品(あと、ライブ)が楽しみです。

monocism my space

音盤雑記(邦)2000- | trackback(0) | comment(0) | 20:35 |


2007/05/27 (Sun) 『「帰ってきた時効警察」オリジナル・サウンドトラック+』('07)

帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック+三木聡×坂口修作品集 帰ってきた時効警察 オリジナル・サウンドトラック+三木聡×坂口修作品集
TVサントラ (2007/05/23)
ピーエスシー
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言わずと知れた『帰ってきた時効警察』のサントラ。2枚組。

Disc 1は『帰ってきた時効警察』と、『ダメジン』、『亀は意外と速く泳ぐ』、『イン・ザ・プール』の3つの映画、その他シティー・ボーイズのライブやテレビ番組など三木聡作品のサントラ。音楽は基本全て坂口修さんによるもの。
『時効警察』ファンの多くは三木聡監督の映画のファンだと思われるし、こういう風に三木作品のサントラをまとめてくれるのは多くの方々にとってもかなり嬉しいものではないかしらん。
まあ、サントラって、アーティスト・コンピ的なサントラ以外は、もとの作品に思い入れがあってナンボのもの、っていうのはどうしようもなくあると思う。でも、このCDは知らない作品の音楽もフツーに良いものとして楽しめるし、三木聡作品はこの様な質の高い音楽に支えられていたんだと、改めて気付かされた感じです。
何て言うかさ、如何にも頭の悪い田舎モンの言い方になってしまうけど、オ・シ・ャ・レなのよね~。何処となくラウンジとかモンドっぽさがある一方、すごくワビサビ的な情緒もあったり。しかも、ラストはルイ・フィリップ。こういった選曲も坂口修さんによるものなのかな。いずれにせよ、坂口修さんに乾杯!
…因みに個人的にDisc 1のお気に入りは『亀は意外と速く泳ぐ』のゾーン。特に“スズメの電線”はベストトラック。映画のシーンと相まってすんごくグッと来る。ただ、“あずきパンダちゃん”が、ふせえり歌唱バージョンじゃなかったのはメチャクチャ残念だったけど…。
あと、“天狗のブルース”とか、もしヒトといる時に流れたら「あー、これジョンコルトレーンの『バラード』ね。」とか知ったかぶって言っちゃいそうでコワいわ…。ぬははは。

mangetsuそしてDisc2が、麻生久美子さん演ずる三日月しずか歌唱による3曲(第四話のやつ)!!総時間2分半弱!!ぐははは!!
この3曲、別にフルバージョンとかではなく、ドラマで放送された部分だけの収録なので、そういった点では新鮮味は皆無に等しいけど、CDで聴く、っていう行為自体の嬉しさがあります。それだけで満足なのです。…なははは。
因みに作詞作曲は、なんと全て、犬山イヌコさんによるもの(“たべもの”の作曲はKERA氏との共同名義)。演奏はケラ&シンセサイザーズ。
“しゃくなげの花”&“月見そばのうた”では、筒美恭平をホーフツとする様な70年代ジャパニーズポップス的な匂いに酔いしれ、“たべもの”では、ジャーマンロック的な平坦かつ不穏なサウンドの催眠性に酔いしれる。
…とか何とか言っちゃって、とどのつまるところはアソクミさんの歌唱に酔いしれている訳でございます…。ぬははははは。でも、“しゃくなげの花”の音程のハズシ加減とか(←最高)、3曲それぞれにキャラ設定の異なった歌唱には、俳優としての力量を感じますな。
多分、アソクミさんの歌唱が聴けるCDは、これ以外では“Short Films”のサントラぐらいなのではないかしらん(…違っていたらスイマセン)。いずれにせよ、そういった点でもレアだと思いますです。
…因みにこちらのCD、オフィシャルサイトでも紹介されているのでわざわざ言う必要もないけど、ライナー、帯、裏ジャケのその裏側には、ドラマ中にあった『三日月しずか/満月 cw.肉うどん』という架空のシングルジャケットが印刷されているっていう、とってもオツな演出。…まあ、演出がオツなだけに、実際曲が存在していない事が少しだけムナシくもあるんだけど…。…ははは。

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